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ジゼルとキリスト教と古事記

 ジゼルは1841年6月28日にパリ・オペラ座で初演されたそうです。その後パリではバレエが一時衰退していて、1909年のセゾン・リュスまでその復活はおあずけになるのだけれど、じゃジゼルはその間どうしていたかというと、しっかりロシアで踊り継がれていました。最近はまたしっかりパリ・オペラ座のレパートリーの重要な位置に居座っていますが、ちょっとお留守になった時期もあったのですね。

 今年のうちの教室の発表会(私はやめてますがいつまでも"うちの教室")ではジゼル2幕をやるのですが、そこに登場する花について少し調べてみました。花はアルブレヒトが抱えて出てくる白い百合しか印象になかったけれど、ジゼルが両手に一輪ずつ持って出てくるところ(グランジュテして一輪ずつ投げるところ)の花がバレエ団によってまちまちのようで、一体どれが正解なのかよくわかりませんでした。白い百合(小さめのもの)、白いバラのようなもの、カスミソウのようなもの。シリル・ボーモントの「ジゼルという名のバレエ」にも花の名までは言及されてないようだし、行き詰った私。結局私が結論付けたのは「白い百合か白いバラ」というもの白い百合も白いバラもキリスト教においては聖母マリアを象徴する花であるということ。未婚で死んだジゼルを聖母マリアの重ねているということだと思ったからです。

 こんなこと、ヨーロッパでなら大して考えなくてもわかりそうなものだけど、私は日本に住んでいてましてやキリスト教徒でもないので、調べないとわかりません。このことひとつとってもバレエは西洋のものだなと痛感。バレエに限らず、西洋絵画を見ようとするとキリスト教とギリシャ・ローマ神話に代表される神話などの勉強してないとなかなか意味が分かりづらいです。だからあきらめるのではなく、少しずつ勉強していきたいし、翻って日本の古いことにももっと関心をもって勉強したいと思う今日この頃です。今年は古事記編纂1300年だそうですから、読み直してみるのもよいかもしれません。



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テーマ : バレエ
ジャンル : 学問・文化・芸術

足の動き、手の動き

 少し前、パリ・オペラ座ではマクミラン振付の「マノン」が上演されていました。マノン役はオレリー・デュポンやイザベル・シアラヴォラの評判がよかったようです。中でもイザベルはとても脚が長く美しくバレエに理想的なつま先を持っているので、つま先に表情があるなどと言われます。よく思い出してみると、子供の頃の私はバレエを見るとき大抵そのダンサーの足の動きばかり見ていた気がします。上体の動きなんかほとんど見た記憶がありません。その上体の動きの美しさに気づかせられたのは、実はバリシニコフの踊りでした。彼のドン・キホーテの映像は、録画したものをテープが擦り減るまで繰り返し見ていました。繰り返し繰り返し見ていてもはじめの頃は足の動きばかり見ていました。突然、「サポートしながら、男性なのに、なんて美しい上体の動きなんだろう・・・」と気づいたのです。


 子供の頃、ローザンヌバレエコンクールがテレビで放映される際は毎年クロード・ベッシーさんが解説を担当していました。彼女のコメントはとても辛口で、特に足の動きにうるさく「この子は足の動きが全然だめ」などというコメントを数多く聞きました。私からみれば「とても上手く見えるのに厳しい~」といつも思いながら見ていました。それだけフランスのバレエでは足の動きが重視されているということでしょう。一方上体の動きの美しさは、やはりマリインスキーが一番でしょう。バレエも所変わればいろいろ特徴がありますね。マリインスキーのダンサーのような上体の動きに、パリ仕込の足の動きがプラスされれば怖いものなし?!なのかしら。


 

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進化し続けるルグリ

 5月3日、西宮の兵庫県立芸術文化センター大ホールでウィーン国立バレエ団「こうもり」全幕を見てきました。2010年秋からここの芸術監督であるマニュエル・ルグリが自身も出演しての来日公演でした。4月24日からの東京公演を終え5月3日と5日(名古屋)の公演で来日公演は幕を閉じます。バレエ団自体は28年振りの来日公演だそうです。


 最後にルグリを見たのはもう2年以上前。パリ・オペラ座を2009年に定年で引退していますが、その後も精力的に踊っています。ただ、今はバレエ団の芸術監督という立場からそちらの活動が中心で、まだまだ現役ダンサーではありながらもその舞台出演はとても限られた状態です。そんな中での来日公演ですから、私たちは彼の踊りを見られる貴重な機会にめぐり合えたことを本当に感謝しなければなりません。


 この日の主要キャストは、べラ役にマリア・ヤコヴレヴァ、ヨハン役にロマン・ラツィク、そしてウルリック役にルグリ! 喜劇である「こうもり」でルグリがウルリックを踊ると聞いて全く彼のコミカルな踊りが想像できない私でした。
 マリアはとても小柄なダンサーでした。でも舞台上では全くそんな風には見えず堂々とした踊りでとてもよかったです。ロマンは少し踊りに元気がないかなと思う場面もありましたが、最後近くのアダージョではさすがにサポートもうまく安心して見ていられました。


 そしてルグリ!! 本当にこの人はいつまで進化し続けるのでしょうか。その踊りはあまりに正確で、あまりに音楽的で、あまりに美しく、ただただポカーンと見ているしかありませんでした。ルグリが以前インタビューでプティのことを「ダンサーとアーティストの違いをおしえてくれた人」と言っていましたが、まさにそのアーティストたる人がルグリ。20代~30代の頃踊っていた作品はもう踊れないかもしれませんが、今年48歳になる彼が今だからこそ踊りたい、踊れる作品もあります。いつまでも新しいバレエに挑戦し続けるルグリに脱帽でした。役づくりはコミカルな役で、本当に付け鼻したり、ホッペを真っ赤にしたりするのかと思ってましたが、ちゃんとやってました・・・ちょっと驚き。それでいてエレガントさは全く変わらずという絶妙な踊りでした。
よく考えたら、ガラコンサートなどではこれからも見る機会はあると思いますが、全幕ものでルグリを見られるのって本当に最後かもしれない気がします。まだまだ踊ってくれて、来日公演もしてくれると思いますが、最近の私は「ルグリの踊りを見るのはこれが最後かもしれない」と思いながらいつも見ています。最後にならないことを祈ってはいますが。


 ウィーン国立バレエ団には日本人ダンサーも4~5人いらっしゃるようです。そのうちの一人、木本さんは二幕のチャルダッシュを踊ってらして、とても丁寧な踊りでそのつま先もとても美しく素敵でした。これからまだまだ伸びるダンサーだと思うので、この先がたのしみですね。他にも橋本さんとか女性ダンサーも生き生きと踊ってらっしゃいました。まだまだ伸び盛りのダンサーが多いバレエ団だと思うので、ルグリの指導でもっともっと飛躍していって欲しいです。


 実は昨日の席は最前列でした。先行予約で普通にとっただけなんですけどね。前の方の席ではダンサーの足元が見えないホールもありますが、こちらのホールはそんな心配は全く無用でとても見やすかったです。前方の何列かは段差のないホールも多いですが、ここは二列目からすでに段差がありましたし、座席は互い違いに配置されているのでとても見やすいホールだと思います。私も3回目ですが、どこの席も見やすくて、三宮から電車で15~20分、駅からは屋根付通路ですぐですしいいホールですね。鳥取から見に行くのにはとてもいいホールです。


 最後にルグリの踊りが見られて幸せでした!! 幸せで涙が出ました!! またその美しくエレガントな踊りを私たちに見せてくださいね!!

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ウィーン国立バレエ団日本公演

 東京ではウィーン国立バレエ団日本公演のウィンナー・ガラは既に終了し、今日からは「こうもり」の公演が始まりますね。三連休に4公演そのあとは西宮と名古屋での公演もあります。私は西宮に行くつもりですが、まだ先まだ先と思っていたのに気がついたらもう一週間もありません!とりあえず高速バスの予約をしただけなので、そろそろ段取りとか考えておかないといけませんね~。


 ルグリのガラでの踊りはとても評判よかったようですね。「イン・ザ・ナイト」が話題になっていたので、おとといモニクのドキュメンタリーの中のリハーサルシーンを見ていました。多分20年以上前の映像と思われます。横で見ていた夫が「あれはルグリさん?」と聞くのでびっくり。よくわかったわ~。それだけ私が見ているってことかな。一度ルグリを見せたくて、西宮に一緒に行く予定だったけど仕事の都合で行けなくなり本当に残念です。ま、代わりに誘った妹は喜んでくれているのでそれはそれでいいのですけど。


 「こうもり」の予習にフェリ主演のものとジャンメール主演のDVDを見ましたが、録画された年代も随分違うし、衣装や舞台装置も違うんですよね。ウィーン国立バレエ団は多分フェリ主演のものと同様だと思います。両方ともボニーノさんがウルリック役なの。マチューのパパのデニス・ガニオがやっぱり素敵だな~と思いながら見ていました。なんにしても楽しみなルグリ出演の「こうもり」です。未だルグリのウルリックって想像できないですけどね。



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ジョシュア、エトワールに昇進!!

 パリ・オペラ座では3月7日から「ラ・バヤデール」の公演が始まりました。初日のメインキャストはオーレリー@ニキヤ、ジョシュア@ソロル、ドロテ@ガムザッティでした。公演終了後、オペラ座のニコラ・ジョエル総裁により、ジョシュアがエトワールに任命されました。一報が入った今朝、FBで早速受賞シーンを動画でみてパソコンの前で動画の中の観客と一緒に拍手してしまいました。昨年末の「シンデレラ」の際にもノミネありそうという情報もありましたが、怪我したりしていて今回に持ち越されたような状態でしたね。ジョシュア、本当におめでとう!!


 ジョシュアに初めて注目したのはいつだったかと思い出してみるのですが、はっきりとは記憶してなくて確かルグリが目をかけてる若手の一人ということで初めて名前を聞いたのだと思います。その後「パリ・オペラ座と町歩き」という本でも紹介されていたし、ルグリのスーパーバレエレッスンにも出演していました。2007年の「ルグリと輝ける仲間たち」公演に出演予定だったのが怪我で降板してしまって残念に思った記憶があります。その後2008年には「ル・パルク」来日公演に出演して、私は見られませんでしたが、見られた方の評判はとてもよかったと記憶しています。2009年にはルグリアデューのために訪パリした際、ガルニエでコンテに出演していたジョシュアを見ることができました。そうしてみるとこのときが生で初めて見たということ??思い返してみるとそういうことみたい・・・なかなか見られなかったんですね~。2010年春の来日公演では「シンデレラ」に出演していた彼を見ました。このときは確かプルミエに昇進した直後だったかな。その後2010年夏にはエトワール・ガラで再会。出待ちでは気さくに話して好感度抜群な彼でした。先月来日した際には見にいけなくて本当に残念でした。


 映像でもちょこちょこ姿を見ることができますね。「シルヴィア」「椿姫」「コッペリア」などなど。「椿姫」ではコールドにいながらそのスタイルの良さ、バレエに理想的な脚の動きと形に改めて目を留めました。今回の「ラ・バヤデール」は録画が予定されているそうですが、DVDになってくれると本当に嬉しいです!!


 これから先、オペラ座でのキャリアは十数年ありますが、これから5年10年が本当の彼のベストな時期となるでしょう。その間にまたガルニエに行きたいわ~。最近パリ行きたい病発症中の私です。ジョシュア、応援してるよ~。



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